2008年 03月 01日
キャスティングの基礎 (Basic Fly Casting)
「体が覚えている」って云うのは、「小脳の運動再現機能」がその正体であるらしい。
この機能、一度覚えた運動機能をなかなか忘れません。
子供の頃覚えた自転車乗りを10年20年後に久しぶりに問題なく出来たとか、禁漁以来半年の間、練習どころかロッドに触ったことも無かったのに、解禁日のファーストキャストから問題なく出来るなんてことも、この機能のおかげですね。しかし、これは間違えて覚えたやり方や変な癖をなかなか矯正出来ないと云う問題の原因ともなります。

1.ピックアップ/レイダウン (Pickup/Laydown)
ピックアップ/レイダウンによるキャスティング練習は、キャスティングに関わる余分なものを除外してバックキャストとフォワードキャストのエッセンスを習得するものです。
キャスティングを上手く綺麗に行うことを習得するには「正しいやり方」を体で覚えること、すなわち「小脳の運動再現機能」への「正しいやり方」の刷り込みが肝要で、ピックアップ/レイダウンはこの点において理にかなった科学的方法であると思います。

2.等加速度運動 (Uniform Accelerated Motion)
キャスティングストロークの最初から最後まで、常に一定のテンションがかかっている状態であること。 ラインスラックが発生するのは、ストローク中に急激な加速や減速が行われ、ラインの運動が「等加速度運動」になっていないからです。



3.グリップ (Grip)
グリップはサムオントップに限ります。
有名人を真似てインデックスグリップをグリップの基本と勘違いする向きもあるようですが、インデックスグリップでは高い番手のラインパワーを受けきれないし、キャスティングストローク中の自由度が無くて良くありません。より上級のキャスティング習得の障害にもなり得ます。

e0144221_1692089.jpgThumb on Top


e0144221_1693126.jpgIndex Grip

e0144221_1694176.jpgBaseball Grip


サムオントップで握ったロッドハンドは、臍の前に拳2~3個分斜め右前方の自然に肘が曲がった状態である位置。
ラインハンドは左腰のベルトの位置に固定。 これは、盆踊りスタイルの超初心者キャスティングに陥らないようにするため。
両足の位置はスクエアから少しオープン気味が自然で良い。
フォルスキャストは厳禁。
実戦でもフォルスキャストの回数は少なければ少ない方が良い。 キャスティングストローク中に起こすミスの確率を上げるだけだから。ひたすら、ピックアップ/レイダウンを練習するに限る。
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by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:12 | Fly Casting


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