2008年 03月 01日
フロロカーボン (Fluorocarbon)
シンキングラインのリーダーには以前フロロカーボン製のティペットをよく使いました。比重・屈折率・強度(根擦に強い)などの面でナイロン製のものより勝れていると思っていたからです。10数年前の「シンキングラインはもう使わない」宣言をしてから、このフロロカーボンともご無沙汰でしたが、今年の冬にニュージーランドの湖でのストリーマ用に使ってみて(使うラインは勿論フローティングです)、それ以来はまりました(笑)。性能面でも信頼性はあったのと、最近はフロロカーボン製の製品が多く出回っているのも、その気にさせた原因です。

糸の強さは「引っ張り強力・直線強力・結節強力・耐衝撃性・等々」の評価基準があって、一概には強度比較は出来ませんが、根擦れやブッシュに掛けたときのキズによる強度劣化がフロロカーボン製が少ないことは評価に値します。フロロカーボン原料の価格はナイロンの4倍程度するようですが、フロロカーボン製品の価格はこのところナイロン製よりほんの少し割高程度になっていますね。強度や価格以外に重要な経年劣化の点ではフロロカーボン製が圧倒的に勝れています。ナイロン製のような加水分解や紫外線劣化が無いので、普通に使っていれば10年以上経ってもほとんど劣化しないのがありがたいです。


一般的な渓流でドライフライのティペットに使う場合、「比重が重いのでドライフライを水中に引き込む力が働く」 「硬いのでナイロンラインと繋ぐ場合、ナイロン同士の接続に比べてナイロンライン側が切れ易くなる」などに注意が必要です。
また、加水分解や紫外線劣化が無いと云うことは環境に良くない事の裏返しでもあるので、その点を肝に銘じたい。
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by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:34 | Tips for Tackles


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