2008年 03月 01日
基本的には7’6”~9’0”の短いリーダーが好きです。ちゃんとターンオーバーしてくれて投げるのが楽だし、なにかとトラブルが少ないから。 それでも長いリーダーはフライラインの影響を遠ざけてくれるから、スプーキーな鱒にはリーダーは長ければ長いほど良いのかもしれない。で、いろいろ試行錯誤した結果、一般的なシチュエーションでのリーダーの最大長はロッドの長さの倍から2フィート短い位が実用になると思うようになった。7フィートのロッドなら12フィート、9フィートのロッドなら16フィートってことになる。 ちなみに、フライをティップ側から3番目のスネークガイドに架けて、リーダーをリールのボディでターンさせてフライラインを巻き取った時に、フライラインとリーダーの接続部が2番目のスネークガイド辺りにくるのがその長さ。 長いリーダーがドラッグ回避の有効な手段だというのは間違いだと思う。 フライラインでもリーダー(ティペット)でも、水流の抵抗は少なからず受けるから、長いリーダーであっても水流の抵抗は回避できない。 ドラッグはラインを落とす場所を工夫するとかリーチキャストやスラックキャストさらにメンディングなどを使うとかで回避するほうが有効であるし、だいいち無用に長いリーダーではまっとうなキャストすら出来なくなったりメンディングが困難になったりする(ラインが綺麗にメンディングされても見えてない長いリーダー部が流れに残ってしまうことが多いから)。 より長いリーダーが必要な場合は、テーパーをウエイトフォワードにすると良い。 これなら、ループが広がって力が無くなっても、少々の風で煽られても、比較的しっかりターンオーバーしてくれる。 簡易的なウエイトフォワードテーパーリーダー(5X~6X)は、市販のノットレスリーダーのティペット部にナイロンモノフィラの5号3フィート、2号および1.5号をそれぞれ2フィートを連結したものに5X~6Xのティペットを接続して作成すればよい。 #
by UrbanFlyFisher
| 2008-03-01 16:40
| Tips for Tackles
2008年 03月 01日
ウェーディングシューズと言えば、DannerRiverGripperや秀山荘オリジナルなどのウールのフェルトソールを使っているものがグリップ力が抜群で秀逸ですね。 私はいずれも使ったことはありませんが...愛用者は身近にいますが、いずれも、ガンガン遡行していく人達です。 私は海外釣行と雪のある季節ではラバーソールのウェーディングシューズを使っています。 確かにラバーソールのグリップ力はポリプロピレンのフェルトソールに比べても若干弱い気がしますが、もともとヘビ-ウェーディングはしない私にはあまり気にならないです。それに、アクアステルスのソールはシューズのまま気兼ね無くお店に入れるし、濡れた草に滑らないし、雪で高下駄状態にならないし、だいいち牛のウンチ踏んでも水で洗えば臭いが残らないので、お気に入りなんです。 気になるウォーリングディジーズやディディーモといった感染症などのキャリアーになる確率も減るかな、って思っています。 L.L.Beanアクアステルウェーディングブーツ。ファイブテン(FiveTen)社のアクアステルス(AquaStealth)ソールを使用したもの。 Patagonia Sticky Rubber Riverwalkers ソールそのものも外部専門メーカーからの供給によるものではなくパタゴニアブランド。 NZのレギュレーション 2008年からニュージーランドではディディーモの拡散防止のためにフェルトソールの禁止を行いました。したがってラバーソールのウェーディングシューズしか使用できません。 ラバーソールのウェーディングシューズの問題点 堆積岩や花崗岩、コンクリートでのグリップはそこそこあって問題はありませんが、濡れた安山岩では氷の上にいる如くまったくグリップしません。 私はニュージーランドの同じ川で1日に4回も濡れた安山岩に乗って転倒しました。 日本やニュージーランドでは米国などの渓流と異なり、火山岩である安山岩はそこそこ見受けられますので、それへの対応が必要かと思われます。 ニュージーランドのガイド達はスタッドを埋めることを勧めていましたが、このままで十分なグリップ力を発揮するようにメーカーには頑張って欲しい。 #
by UrbanFlyFisher
| 2008-03-01 16:37
| Tips for Tackles
2008年 03月 01日
シンキングラインのリーダーには以前フロロカーボン製のティペットをよく使いました。比重・屈折率・強度(根擦に強い)などの面でナイロン製のものより勝れていると思っていたからです。10数年前の「シンキングラインはもう使わない」宣言をしてから、このフロロカーボンともご無沙汰でしたが、今年の冬にニュージーランドの湖でのストリーマ用に使ってみて(使うラインは勿論フローティングです)、それ以来はまりました(笑)。性能面でも信頼性はあったのと、最近はフロロカーボン製の製品が多く出回っているのも、その気にさせた原因です。 糸の強さは「引っ張り強力・直線強力・結節強力・耐衝撃性・等々」の評価基準があって、一概には強度比較は出来ませんが、根擦れやブッシュに掛けたときのキズによる強度劣化がフロロカーボン製が少ないことは評価に値します。フロロカーボン原料の価格はナイロンの4倍程度するようですが、フロロカーボン製品の価格はこのところナイロン製よりほんの少し割高程度になっていますね。強度や価格以外に重要な経年劣化の点ではフロロカーボン製が圧倒的に勝れています。ナイロン製のような加水分解や紫外線劣化が無いので、普通に使っていれば10年以上経ってもほとんど劣化しないのがありがたいです。 一般的な渓流でドライフライのティペットに使う場合、「比重が重いのでドライフライを水中に引き込む力が働く」 「硬いのでナイロンラインと繋ぐ場合、ナイロン同士の接続に比べてナイロンライン側が切れ易くなる」などに注意が必要です。 また、加水分解や紫外線劣化が無いと云うことは環境に良くない事の裏返しでもあるので、その点を肝に銘じたい。 #
by UrbanFlyFisher
| 2008-03-01 16:34
| Tips for Tackles
2008年 03月 01日
標準直径の規格によるティペット(インチ)とハリス(ミリメートル)の対応は以下のとおりとなります。 8X (0.003”=0.076mm) 0.2号 (0.074mm) 1.5lb 7X (0.004”=0.102mm) 0.4号 (0.104mm) 2.0lb 6X (0.005”=0.127mm) 0.6号 (0.128mm) 3.0lb 5X (0.006”=0.152mm) 0.8号 (0.148mm) 4.0lb 4X (0.007”=0.178mm) 1.0号 (0.165mm) 6.0lb 3X (0.008”=0.203mm) 1.5号 (0.205mm) 8.0lb 2X (0.009”=0.229mm) 2.0号 (0.235mm) 10.0lb 1X (0.010”=0.254mm) 2.5号 (0.260mm) 12.0lb 0X (0.011”=0.279mm) 3.0号 (0.285mm) 14.0lb 4.0号 (0.330mm) 16lb 5.0号 (0.370mm) 20lb 6.0号 (0.405mm) 24lb 7.0号 (0.435mm) 28lb 8.0号 (0.470mm) 32lb ティペット(インチ)はAFTMA standardではありません。 また、ハリスの号数表示は、本テグスの重さから来る規格で、標準直径はその重さから計算された糸の直径です。この規格は「ある号数の糸は一段階上の号数の標準直径より細ければ、その号数表示できる」とかなり大雑把です。 したがって、製品によってその太さにかなりバラツキがあるようです。 ポンドテスト表示に惑わされると太目のものを購入させられるハメになります。 必ず標準直径を確認すること。 標準直径の記載のないものはなるべく避けるのが懸命かと。 #
by UrbanFlyFisher
| 2008-03-01 16:29
| Tips for Tackles
2008年 03月 01日
AFTMA規格では、フライラインの先端部から30フィート(約9m)までの重さをグレイン(1グレイン=64.79891ミリグラム)という単位で表している。 #1 060grains(許容差;±6grain) #2 080 〃 #3 100 〃 #4 120 〃 #5 140 〃 #6 160grains(許容差;±8) #7 185 〃 #8 210 〃 #9 240grains(許容差;±10) #10 280 〃 #11 330grains(許容差;±12) #12 380 〃 #
by UrbanFlyFisher
| 2008-03-01 16:27
| Tips for Tackles
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