人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2008年 03月 01日
海外で鱒を釣る (In a Foreign Country)
1.英会話 (Speaking English)

旅行中のトラブルに対応出来る程度の英会話能力は身に付けて欲しい。

かって私が遭遇したトラブルは;
-荷物が届かなかった
-飛行機が遅延のため、乗り継ぎが間に合わなかった
-飛行機が遅延のため、モーテルのチェックインに間に合わなかった
-車で移動中に道に迷った
-バスや電車の利用法が解らなかった
-その他

最悪の場合、病気やケガで助けを求めることになるかもしれません。




2.コミュニケーション (Communication)

英語を話す人達は言葉を交わすことで信頼関係を作る人達です。
川でレンジャーや他のアングラー等に出合うことがあったら、出来れば笑顔で、必ず言葉を交わすこと。 もし英会話に自信がなかったら、こそこそと逃げるような素振りをしないで、「英語は喋りません」と、はっきり言おう。
よく日本の川で見かける、一瞥して無言でやり過ごすなどもってのほかです。

手を煩わしたら感謝する、何かを頼む時はお願いする、自分に非がある場合は謝る。
はっきりと声に出して伝えること。




3.釣場でのマナー (Manner)

国内でのマナーとおおまか変わらないでしょう。
「追い越し」や「頭ハネ」は、大きな川に限りOKでしょう。ただし、少なくとも50ヤード(ダブルライン)以上の距離を置く事。
間違っても、他のアングラーが狙っているライズに手を出したりしてはいけません。

ネットに入れた鱒を、水面から高々と上げたり、写真を撮るために引きずり回したりしない。

安易にライトタックルに走らない。
適正なシステムで鱒をサクサクと回収するのがエクセレントなフライフィッシャーと言われます。


私有地への進入は絶対禁止です。
警告を無視して不法進入すると銃撃される可能性もあります。

バーブレスフックの使用やキャッチアンドリリースなど、レギュレーションを遵守すること。




4.入漁券 (Fishing License)

国内では「現場売り」と称して、あわよくば密漁出来るかもしれない便利な制度がありますが、海外ではライセンス無しの釣りは発覚すると犯罪者としてその場で拘束されます。 何処かの拘置所にさる有名人が密漁で拘束されていただとか、日本人の悪い噂は絶えませんね。
海外では、けっして国内の感覚で川には立ってはいけません。

写真はモンタナ州(米国)の非居住者向けライセンス。
住所・氏名の他に、写真こそ無いものの、性別・髪色・体重・身長・眼色・誕生日の記入欄があって、本人の特定をしています。
いわゆる入漁券を資源保護ライセンス(Conservation License)と呼ぶところが、C&Rのモンタナ州らしいですね。
あ、でもフィッシング・ライセンスで通じます。


5.フィッシングガイド (Fishing Guide)








6.買い物 (Shopping)

-米国-
20年前頃までは、例えば18ドル25セントの買い物に20ドル札とクォーターコインを差し出すと、お前は頭が悪いとばかりにクォーターコインを突っ返されたものでした。
15年前頃には、同じ事をすると「エクセレント!」と感心され、ちゃんと2ドル紙幣のお釣りが出てくるようになりました。
ところが今は、そうするのが当たり前です。




-NZ-
ニュージーランド通貨の最少単位はセントですが、流通コインは5セントが最少となっています。
したがって、例えば10ドル2セントの買い物をした場合の支払いは大概は10ドルになります。
そして、10ドル4セントなら10ドル5セントの支払いですね。

ただの1セントは幾ら支払えば...やはり5セントか?(謎)




7.喫煙 (Smoking)

喫煙習慣はこの際止めたほうが良いと思う...
いらぬお節介だけど。

貴方はガラス張りの檻の中に隔離されてでも煙草を吸いたいですか?

# by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:26 | Tips for Fishing
2008年 03月 01日
ストマックポンプ (Stomach Pump)
モンタナ州ビッグホーン川の畔にあるお店ビッグホーントラウトショップ (Big Horn Trout Shop)のフィッシングガイドに教わった方法は、ラバー部分を潰してそのまま管部を口から挿入しラバー部分が戻ったらゆっくりと引き抜く、でした。


ストマックポンプ (Stomach Pump) _e0144221_16222844.jpg

ストマックポンプ (Stomach Pump) _e0144221_16225848.jpg


日本で一般的に行われている方法は、少しの水を取り入れておいて胃の中に挿管してからラバー部を潰して水を吐き出した後胃内容物を吸引して引き抜く、ですね。

私のやり方は日本式の一般的方法ですが、どちらがより良いのか解らないです。

# by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:23 | Tips for Fishing
2008年 03月 01日
サンワンシャッフル (San Juan shuffle)
イエローストーン国立公園内のイエローストーン川のバッファローフォードと呼ばれる場所では、浅瀬が続いていてバファローがよく渡渉します。この時に川底がかき混ぜられるので水生昆虫のニンフが流れ、これにカットスロートが群がるので有名です。
動物(釣り人を含む)が川を渡ると、下流に鱒の帯が出来るのです。

川底を靴底でグリグリかき回してニンフを下流に流すサンワンシャッフルは、ニューメキシコ州(米国)サンワン川のフィッシングガイドがクライアントに鱒を確実に釣らすために、この鱒の性質を利用して始めたらしい。
レギュレーションで禁止されている川もあるようだし、たとえ禁止されていなくてもマナー違反。
川底をかき回すなど、疑われるような行動はしないのが無難かと思います。

# by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:21 | Tips for Fishing
2008年 03月 01日
ランディング (Landing)
1.ストライクからジェットラン (Jet Run after Strike)

流れの中で掛けた場合、虹鱒は下流へ向かって下り、ブラウントラウトは上流に向かって上ることが多いようです。
「バッキングまで引きずり出された」などと、鱒を自由に走らせるのはよくありません。ジェットランは適度なテンションによって、せいぜい25ヤードあたりまでに止めないと、この鱒をキャッチ出来る確率はかなり低くなってしまいます。


ランディング (Landing) _e0144221_16153933.jpgロッドを高く保持して、適度のテンションを保ちながら足元のラインをリールに巻き取ること。
鱒の頭が此方を向けば、少々強引に寄せても大丈夫です。


2.パーミング (Palming)

クリックドラッグはリール逆転時のバックラッシュ抑止程度の効果しか期待出来ませんから、鱒のジェットランを止めるには、パーミングが必要になります。
パーミングは、アウトスプールタイプのリールのリムの部分に左手の掌を押し当て、ブレーキを掛ける動作を言います。ディスクドラッグシステムを搭載したフライリールの場合、パーミングは必要としませんが、パーミングに比べて微妙なテンションの調整などは苦手ですね。

ネッティングなどで片手操作の場合は、右手の薬指の腹を使うことになります。繰り出るラインを指で摘んでブレーキを掛けてはいけません。火傷しますから。


3.ネッティング (Netting)

ネットを鱒の下に潜り込ませておいて、そのままラインのテンションを無くせば鱒はごく簡単にネットに入ります。流れが強いとか水深が不足する場合で掬わなければならない時は、必ず鱒の頭から行わないと大概は失敗します。

ランディング (Landing) _e0144221_1617654.jpg


4.ハンドランディング (Hand Landing)

右利きで左手によるランディングを行う場合、左膝の外側を壁にして鱒をさらに外側から掌で囲む様にして、腹に手を回して下から掬い上げる様に持ち上げます。
けっして握ってはいけません。


ランディング (Landing) _e0144221_16174813.jpgごく一般的なハンドランディング

ランディング (Landing) _e0144221_1618320.jpgニュージーランダーのハンドランディング

# by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:19 | Landing
2008年 03月 01日
L.D.R. (Long Distance Release)
この言葉は、モンタナ州(米国)リビングストンに在るジョージ・アンダーソンのお店イエローストーンアングラー (Yellowstone Angler)のガイドに教わりました。
フッキングからランディングまでの半分位寄せるより前にバラした時に使います。
けっして悔しがらないで”エル・ディ・アー”とさりげなく呟けば、L.D.R.がカッコよく決まるよ。

# by UrbanFlyFisher | 2008-03-01 16:13 | Landing